• case

  • ここでは、本コンテストのアウトプットイメージとなるプロジェクトを何個か紹介させていただきます。
    製作者の見つけた問題点や解決手段など、とても参考になると思います。是非ご覧下さい。

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  • qdrum
  • 発展途上国において、毎日の生活用水を運ぶことは、最も骨の折れ、しばし危険を伴う仕事の一つです。しかし、毎日の50リットルにもおよぶ生活用水の運搬を飛躍的に簡単にする、非常にシンプルな解決策が発明されました。この「Qドラム」は真ん中に穴ある大きな円形の容器で水を簡単に運ぶことが出来ます。

    写真 Piet Hendrikse氏(発明家)

    “私は南アフリカの北部に住んでおり、そこから約30キロ離れたところによく車で出かけていました。村々を通りすぎる際、人々が毎日の生活用水を運ぶために、一輪車や古い給水ドラム缶を押している姿を見ました。しかし、この運搬の仕方は持続可能ではありません。私は何かもっと簡単な方法があるのではないか、と考えるようになりました。”

    発明家のPiet Hendrikse氏は“古くなった衣類、ロープ、あるいはより糸などどんなものでも簡単にこのQドラムを引っ張ることができるのです。”と話す。あまりに単純な解決策なので、これまでどうしてこのような方法が使われていなかったのか多くの人が不思議に思ったほどである。

    しかし実際は、Qドラムの生産は想像以上に困難であることが分かった。“真ん中の穴を作ること、(つまり)ローターの型づくりは、最も複雑でコストがかかりました。” Hendrikse氏は言う。他に生産が難しかった点は、Qドラムの厚さである。“極度な耐久性が必要なのです。薄くてはダメ。この点が生産コストを上げてしまいました。”

    現在Qドラムは市場に出まわるようになり、多くの地域で見られる水の運搬という共通の問題を解決しています。



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  • ear
  • これまでは、発展途上国にいる聴覚障害者にとって、補聴器とその電池のコストが大きな問題であした。Weinstein氏が経営する会社、Solar Earは、聴覚障害を持った人々により手の届きすい補聴器を提供するため、手頃な価格と太陽電池、そして素晴らしい技術を組み合わせました。従来の補聴器を何度も充電可能な太陽電池で動かすことにより、多くの補聴器を必要とする人々にとって、より入手しやすく、長期間使用できるものとなりました。

    写真 Howard Weinstein氏(企業家)

    Weinstein氏は言う“我々は補聴器と2-3年使用可能な太陽電池(とその充電器)を、100ドル以下で提供しています。これは、ほとんどの人が一生で補聴器の電池のみに費やすコスト以下の価格です。”この事業はすでにボツワナ、ブラジルで稼働し、近々中東でも展開される予定です。

    この技術は大きな反響を呼んでいる。過去7年間で、Solar Earは1万個の補聴器、2万個の太陽電池用充電器と、5万個の太陽電池を40カ国以上で販売した。会社はさらに今後5年間で15のさらなる独立した事業を展開予定という大きな目標をもっている。今後5年間、全ての事業で月間2万5千個の補聴器、5万個の太陽電池用充電器、そして10万個の電池を生産し、千人以上の聴覚障害者を雇用する予定である。Solar Earは発展途上国において現地の団体やNGOと一緒に働いている。

    ワインスタイン氏は大きな全体像を見据えている。“我々は現地で必要とされている支援や訓練をし、いつも欧米に支援を頼るサイクルを断ち切らねばなりません。人々が内からのやる気を出さなければ発展はありません。”



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  • so
  • Solvattenは、太陽のエネルギーを利用して汚れた水を安全な飲料水に変えていく水容器である。簡易な技術構造のSolvattenではあるが、途上国の貧困コミュニティに与える影響は大きい。太陽光発電による浄水器は使い方も簡単で、10リットルの水を2つのタンクに入れて太陽の下に数時間放置し、その後浄水された水を汲むだけ。この機器は、携帯型太陽光電熱器としても利用することができ、家庭での湯沸かしや煮沸器として衛生面の改善にも役立てることができる。

    写真 Petra Wadstrom氏

    「危険な水と病気と常に隣り合わせで生きている姿を想像し状況を理解するにつれて、女性や子どもでも使いこなせるような簡単な手法による解決手段を模索するようになったのです。」とワドストロム氏は話す。

    途上国が直面している重要な課題の一つとして衛生的で安全な飲料水へのアクセスがあげられる。世界の12億の人々が安全な飲料水を手に入れることができず、年間160万人が水系伝染病を原因とする下痢により死亡している。これらの多くは5歳未満の子どもである。

    ワドストロム氏は、人々が途上国で解決しようとしている課題に対して新鮮な視点を持つことが必要だと考える。「学校の教師や生徒が異なる角度から問題を見ることを奮起し、さらにSolvattenの経験をきっかけに、気候変動、生物、数学、社会関係が抱える様々な課題についても議論を広げてほしいという願いがあります」と語る。

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  • so
  • 道的観点を持ちながら、灯油に代わる健全で持続可能な再生可能エネルギーをより安価に提供することを企業の要に掲げた。家庭用の太陽光発電LEDライト一つで、煙の毒素に徐々に蝕まれる不安なく家族が寄り添うことができ、子どもたちは事故の危険にさらされずに勉強をすることができる。

    写真 Stewart Craine氏、Harry Andrews氏

    「人々は1週間に1ドルをランプの灯油代に費やしています。そして1年の終わりに彼らの手元には何も残りません。私たちは、代わりに10ドルから20ドルを提供することができます」とクレイン氏は述べる。「その年の終わりに、長期的視点からも持続性が高い太陽光発電による0.5ワットと1.5ワットのデスクランプを有することが代替案です。」

    全人類の4分の1に値する15億人は未だに電気や適正な照明機器を有さずに生活している。その多くが、灯油や動物堆肥や木材、その他炭素系の燃料による照明に頼っているが、これらは空気を汚染する上、使用者は毒性の強い煙とガスに日常的に晒されることになる。さらに、これらの伝統的な形式の照明は、重大で緊急性の高い危険を有しているのである。毎年、数百万の人々が、これらの照明ランプで重度の火傷を負ったり命を落としたりしている。さらに危険性の高いランプにより火事が発生することで人々は財産を失いさらに貧困が進むという悪循環に陥っていく。



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